2020年03月29日

変わったお客さん

長いこと行政書士として相談を受けていると、たまにおかしなお客さんも来る。
おかしい人というのは最初まったくおかしく見えない。
ただ、途中から話がおかしくなる。
それでいて、全体を通してみると不思議に筋は通っている。
もちろん、一般常識からすればおかしな論理なのだが。

まだ若い女性。
彼氏がまったく働かない人なので別れたが、復縁を迫り嫌がらせをしてくるのだという。
これだけならよくあるパターン。
ところが途中から話がおかしくなる。
「先生、新聞とかマスコミで日本の悪口がよく書いてありますよね」
「まあ、そうだね(ネトウヨ系の人か、やっかいかな)」
「記事の『日本』というのは全部私のことなんです。彼が裏から手を回して私の悪口を書かせているんです!」
遠回しに精神科で相談を受けることを勧めてみたが、すでに通院しているとのことだった。

年配の女性が来た。
夫が水商売の女性と不倫関係にあるという。
これもよくあるパターン。
こちらも途中から話がおかしくなる。
水商売の女性はヴァンパイアつまり吸血鬼なのだという。
夫は吸血鬼の魔力の虜になっているらしい。
彼女によるとヴァンパイアには二種類いる。
1つ目は非合法なヴァンパイア。人の生き血を勝手に吸う。こちらは役所に勤めている吸血鬼ハンター的な人に依頼すればよい。
2つ目は政府から認可を受けた公式のヴァンパイア。こちらは国から活動を認められているので吸血鬼ハンターも手が出せない。法律の力でなんとかならないか?
ヴァンパイアというのはなにかの隠語なのかとも思ったが、そういうわけでもないようだ。
話はおかしいのだが、彼女なりの筋、論理は通っている。
現実に吸血鬼が実在したら、知性のある存在を一方的に虐殺するなど許されないだろう。国家が規制をしつつ限定的に活動を認める(相手の同意があり、相手の生命・健康を害しない範囲なら吸血を認めるとか)というのは有り得る話だ。そして、法律に違反した吸血鬼のみ取り締まられる。
役所が相手にしてくれないので、行政書士に相談するというのも筋は通っている。
結局、「そちらは専門外ですので」と説明して帰ってもらった。
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小林行政書士法務事務所
タグ:行政相談
posted by 行政書士  小林 憲一 at 08:35| Comment(0) | 相談

2020年03月28日のつぶやき














posted by 行政書士  小林 憲一 at 00:01| Comment(0) | 私法