在留資格認定証明書交付申請を3回行ったが不交付に終わった人が相談に来た。
最初の2回は自分でやってみたが不交付に終わった。
そこで3回目は申請取次行政書士に依頼したが不交付に終わったという。
話を聞いてみて驚いた。
相談者は申請取次行政書士と面談していない。
聞き取りはスタッフと、しかも電話で行ったのみ。
郵送された申請書等の書類に指示とおり署名して返送した。
そして、結果は不交付。
不交付理由についても電話で知らされたのみ。
言うまでもなく不適切な対応。
少なくとも初回は直接行政書士が面談すべきだし、署名も行政書士の面前でしてもらうのが原則。
行政書士会でもそう指導されている。
とんでもない先生につかまっていいかげんな申請をされたのではないかと疑った。
しかし、渡された提出書類のコピーを見て驚いた。
書類はしっかりしている。
申請取次者の欄に記載された名前はかなり有名な先生。
やはり、大量の仕事をさばくためにこうしたやり方をするしかないのかもしれない。
書類もしっかりしていたし、聞き取りも郵送のやり方もきっちりマニュアル化されているのだろう。
そして、十中八九、いや九分九厘ほとんどのケースはこのやり方でもうまくいくのだ。
しかし、うまくいかないケースもまれにはある。
今回はそのケースだった。
(続く)
2021年08月30日
有名な先生
posted by 行政書士 小林 憲一 at 16:28| Comment(43)
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