2022年04月18日

永住者の配偶者等

「永住者の配偶者等」の在留資格認定証明書が無事交付された。
申請人の配偶者(永住者)は20代の中国人女性。
なんと10年以上前、私が「定住者」の在留資格認定証明書交付申請をした人!
当時中学生。
その人が中国人男性と結婚し、その在留資格認定証明書交付申請を私がしようとは。
けっこう長い間、申請取次行政書士をやっていたんだなと思う。

申請人も配偶者もまだ無職(アルバイト)ということが不安ではあった。
申請人はアート系の職についていたが、コロナ禍で職を失い、今はフリーター。
配偶者も元浪人のフリーター。
配偶者の養父に身元保証人、申請代理人になってもらい、帰国当初は扶養に入る。
申請人のアート系の職は田舎では需要がなさすぎる。
まずは派遣で工員などをして生活を安定させる。
そうした内容の理由書を添付して申請した。

やはり、日本人養父が安定収入と社会的地位のある日本人であることが大きかったと思う。
posted by 行政書士  小林 憲一 at 15:07| Comment(0) | 外国人ビザ

2021年10月28日

申請の際気をつけていること4

入管が要求している書類は確実に提出すること。
要求していない書類は提出しないこと。
ただし、追加請求されることが明らかな書類は事前に提出しておくことが望ましい。
そのあたりのさじ加減がむずかしいと前回述べた。

日本人の配偶者等の在留資格認定証明書交付申請あるいは在留資格変更許可申請(いわゆる配偶者ビザ)では申請人の本国で発行された結婚証明書の提出が要求されている。
在留資格認定証明書交付申請(日本人の配偶者)
さらに、この書類リストには記載されていないが、結婚証明書に加えて出生証明書も提出することが通例となっている。
以前こんなことがあった。
提出時、出生証明書の提出が必要か質問したところ、必要ないと返答があった。
以前は「必要とされていたはず」だと質問したが、「それは昔の話で今はシステムが変わっているので必要ない」との返答だった。
ところが後日郵送された資料提出通知書には出生証明書を提出すべし旨の記載があった。
「必要ない」との返答があったのになぜと問いただしたが、「当初は不要と思われても審査が進んだ段階で必要と判断されることもある」との返答だった。
それ以降出生証明書は必ず提出するようにしている。
結局、審査官にも最終的にどんな書類が必要になるかなどわからないのだ。
posted by 行政書士  小林 憲一 at 14:05| Comment(0) | 外国人ビザ

2021年10月20日

申請の際気をつけていること3

次に気をつけていること。
書類を多く提出しすぎないこと。
入管が入管が求めている書類は確実に提出するが、それ以上は提出しない。

顧客の中には当初からどっさり書類を持参する人もいる。
こちらが請求もしていない書類を「これも必要ではないか」と持ってくる人もいる。

私も最初は「せっかく用意してくれた書類は活用しなければ悪いのではないか」
「有利な証明となる書類なら、多ければ多いほどよいのではないか」
と考えていたが、まちがっていた。
書類が多すぎるのはむしろ不利になる。

まず、書類が多いと審査に時間がかかる。
審査官は提出された書類はすべてチェックしなければならない。
書類が規定より多すぎる案件は面倒な事情のある案件とみなされて、後回し、慎重処理案件に回されてしまうおそれもある。
次に書類が多ければ多いほど、齟齬が生じやすくなる。
一つの事実を証明するにはそのための証明書ひとつを提出すれば足りる。
なまじ複数の証明書を提出してその間に齟齬があれば全体として虚偽ではないかという疑いが生じる。

「日本人の配偶者等」の「在留資格認定証明書交付申請」(配偶者ビザ)が不交付に終わった案件の交付申請を依頼されたことがある。
「質問書」には初婚と記載したのに、添付した資料によれば再婚だった。
これは依頼者(申請代理人・夫)の誤解で中国、日本両方で届け出をしなければ正式な結婚にならないと考えていたため。
(実際は中国で結婚しただけで日本でも正式な結婚となる。日本での婚姻届は戸籍にのせるための報告的届出にすぎない)
しかし、この資料、本来提出する必要のない資料だった。
入管の求める結婚証明書に加え、その資料も提出すればより信用されるだろうと考えたのが仇となった。

他方、どのみち追加提出請求されることが明らかな資料は事前に提出した方が望ましい。
その方が確実に審査期間が短くなる。

そのあたりのさじ加減がむずかしい。
posted by 行政書士  小林 憲一 at 21:56| Comment(0) | 外国人ビザ