2020年03月22日

申請人に「理由書」を自筆してもらうこと

外国人ビザの申請については「理由書」を添付することが多い。
永住許可申請については明確に必要書類とされているが、必要書類とされていない場合でも添付することが多い。
在留資格認定証明書交付申請(ビザ取得)においては「なぜ、日本で生活しなければならないかという理由」を説明し、在留資格変更許可申請においては「なぜ在留資格(ビザの種類」を変更しなければならないかという理由」を説明する書面を添付する。
在留期間更新許可申請についても、別居などの特殊事情がある場合は理由書を添付する。

聞き取りによる内容を行政書士が代筆し、申請人(外国人本人)の署名をもらってもいいわけだが、その場合、申請人本人が内容を把握しているか疑われる可能性もある。
入管は雇用主と取次行政書士のみが前面にでて、申請人がつんぼ桟敷におかれているような状況を嫌う。

そこで、私は原則として申請人本人に理由書を自筆で書いてもらい(末尾にサイン)、自分でもその理由書を補足する形で理由書を作成し、申請取次行政書士として記名押印をする。
1申請人自ら手続きに関与しているという姿勢を見せることができるし、
2聞き取りの場合、どうしても齟齬が発生するおそれがある(その齟齬が後々致命傷になる可能性もある)

さらに理由書は申請人の母国語で書いてもらい、訳文を添付してもよいが、可能なら日本語で書いてもらう。
拙い日本語であってもかまわないと伝える。
ひらがな、カタカナだけでも、文法的誤りがあってもかまわない。
読み書きができなくても、日常会話に不自由しないレベルならローマ字表記(「watashi wa 3nen mae nkhon ni kimashita」)で意味のとおる日本語を書くこともできる。
これにより、申請人の日本語能力のみならず、日本への定住への熱意までも示すことができると信じている。
帰化・入管手続ならおまかせ!愛知県刈谷市外国人ビザセンター
小林行政書士法務事務所
posted by 行政書士  小林 憲一 at 20:49| Comment(0) | 外国人ビザ

2020年03月19日

外国人ビザ申請許可率

以前、途中までアップしかけて、そのままになっていた「外国人ビザ申請許可率」をすべてアップした。
前回「在留資格認定証明書交付申請」「在留期間更新許可申請」のみだったが、
」までアップしたが、「在留資格変更許可申請」「永住許可申請」「在留特別許可申出」もアップした。
以前も注意したが、あくまでもその年の許可数を総申請数で割ったものにすぎない。
申請がこの許可率で許可されるわけでないことに注意。
1 各地方出入国在留管理局の審査状況の違い(申請数の高い東京がもっとも厳しく申請数が少ない地方は緩い)2 時代の変化(申請数の増加に伴い、厳しくなっている)
3 不許可になると日本にいられなくなる可能性が高い「在留期間更新許可」「在留資格変更許可」は許可率が高く、その不安がない「永住許可」の許可率は低いなどを読み取ってもらえればと思う。

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小林行政書士法務事務所
posted by 行政書士  小林 憲一 at 15:59| Comment(0) | 外国人ビザ

2020年03月16日

別居と婚姻生活

前回、「日本人の配偶者等」の在留期間更新許可申請においては同居が原則とされているが別居に正当な理由があれば許可されうることを書いた。
平成27年11月6日判決は、「現代社会における婚姻概念の多様化」を理由に、週1日しか同居していない場合であっても、社会生活上婚姻関係といえるような実質的基礎があれば、「日本人の配偶者等」に該当するとしている。

ここで思い出すのはあるフランス人夫婦の在留期間更新許可のこと。
妻は家族ビザ(家族滞在)でこれは就労ビザを持つ配偶者(夫)に扶養されている配偶者や子に与えられるビザ(親や兄弟は含まれない)。
これも同居が原則。
ところが、住民票の写しを見ると住所がちがう!
話を聞いてみると、喧嘩をしてしまったので、お互い頭を冷やすために一時(2〜3ヶ月ほど)別居しているだけだという。
フランスではよくあることなのだそうだ。
(まあ、その程度なら住民票を移すまでなかったとも思うが。)
理由書にその旨を記載してなんとか更新できた。

この夫婦、今はどうしているかというと?
夫はまだ日本で働いているが、妻はフランスにいったん帰り、今はカナダで働いているいう。
フランス人はカナダでの就労ビザをかんたんにとれるらしい。

離婚したわけではなく、今後も離婚する予定はない。
夫は夫で好きな場所で好きな仕事をするが、妻は妻で好きな場所で好きな仕事をする。
夫婦だが、そういう関係ということだ。

日本でもそういう関係が増えてくるだろうし、また増えるべきだとも思う。
お互いに縛り付け合うような関係では、婚姻率も出生率も下がるばかりだろう。

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posted by 行政書士  小林 憲一 at 13:22| Comment(0) | 外国人ビザ