自動車保有手続のワンストップサービスOSSとはワンストップサービスの略。
電子申請を利用し、警察署に対する車庫証明の手続、運輸局に対する自動車登録の手続、県税事務所に対する自動車税の手続きを一括して行えるというもの。
従来のやり方(紙ベースでの申請)にくらべ手間がかからなそうだが、実際にはそうでもない。
申請はネットで行い、警察署に提出する資料(配置図など)はデータとして提出できる。
しかし、運輸局に提出する資料で原本提出が必要な資料(印鑑証明書、委任状、譲渡証明書など)は直接運輸局の窓口に提出しなければならない。
申請状況がネットで確認できるのはいい。
保管場所標章(自動車の後部窓に貼り付ける車庫証明済みのマーク)は警察署まで取りに行かなければならない。
新車検証も運輸局まで取りに行かなければならない。
そもそも、ナンバープレートの交換が必要な場合は自動車を運輸局にもちこんで交換しなければならない。
電子申請だけですませることはできない。
保管場所標章も車検証も、できればナンバープレートも電子情報としてダウンロードし、車のコンピュータ内に保存できるようになればいいのだが。
警察官がデバイスを車に向ければ、いやパトカー内部からディスプレイをチェックすれば、保管場所標章番号から車両番号、使用者の氏名・住所まで即時表示されるような仕様にする。
まあ、後50年ぐらいかかるかね。
posted by 行政書士 小林 憲一 at 14:05|
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