2020年04月08日

二重国籍について

国籍法
日本の国籍法は第5条の帰化許可条件の5号で「国籍を有せず、又は日本の国籍の取得によつてその国籍を失うべきこと。」と規定し、第11条は「日本国民は、自己の志望によつて外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う。」と規定する。
外国人が日本国籍を取得した場合元の国籍を失い、日本人が外国の国籍を取得した場合日本国籍を失う。
いずれにせよ、日本国籍と外国国籍が併存することはない。
日本は二重国籍(多重国籍)を認めていない。
ところが、世界では二重国籍を許容している国も珍しくない。
アメリカやブラジルなどがそうだ。
移民によって成り立ってきた国なのだから、そうなるのだろう。
そもそも、アメリカやブラジルは出生による国籍取得についても出生地主義をとっている。
両親の国籍に関わらず、アメリカの領土内で生まれればアメリカ国籍を取得できる。
以前、外国人向けの相談会でブラジル人から「私達の子供は日本で生まれた。日本国籍を取得できないか?」という質問を受け、驚いたことがある。
慌てて、「日本は血統主義(親のいずれかが日本国籍を持っていなければ出生のよって日本国籍を取得できない)をとっており、日本国籍の取得(帰化)には大変むずかしい手続きが必要になる」と伝えたが、あまり納得していない様子だった。
私は国籍に関する考えが根本的に違うのかもと思った。
日本人は単一民族のせいか、民族と国籍を結びつけて考えるようだ。
そこで、国籍を変えるのは大変なことだし、国籍を複数持つなどとんでもないと考える。
ところが、ブラジルは多民族国家だから国籍と民族を結びつけることがない。
結果、日本人から見ると、国籍について軽く考えているように見える。

ただ、これからの世界を考えると、日本人も国籍についてフレキシブルに考える必要があると思う。
帰化手続きはより簡便であるべきだし、二重国籍についても友好国であれば許容する方向でいいのではないかと思う。

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posted by 行政書士  小林 憲一 at 16:59| Comment(0) | 帰化

2020年02月16日

帰化後の本籍

帰化した後の本籍をどうするかも悩みどころ。
現住所を本籍地にする人が多いが、日本国の領土内ならどこでもいいと聞いて悩む人もいる。

本籍地といえば、帰化後転籍する人もいる。
作ったばかりの戸籍謄本には帰化した事実が記載されているが、新しい戸籍謄本にはその事実が記載されていない。
除籍謄本を取得すれば、わかってしまう事実だが、転籍を繰り返せばわかりずらくはなる。

これも一昔前は帰化した事実をわかりにくくするサービスとかいってオプション料金をとっていた先生もいたが、現在はごく当たり前の事実としてネットで公開されている。

再婚を有利にするため、離婚した過去を隠したい人も利用するテクニックらしい。
バレたとき、かえって相手に不快感を与えると思うのでやるべきではないと思うが。

帰化した場合も帰化した事実を記載された戸籍謄本が必要になった場合、かえって面倒になるのでやめた方がいい。
後日、兄弟が帰化することになった場合も(帰化した兄弟がいる場合、帰化事実の記載された戸籍謄本が必要となる)、余計な手間がかかる。

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posted by 行政書士  小林 憲一 at 15:15| Comment(0) | 帰化

2020年02月09日

帰化後の氏名

帰化許可申請書には「帰化後の氏名」を書く欄がある。
在日コリアンの場合、通名をそのまま帰化後の氏名にするケースがほとんどなのだが、そうしなければならないということもなく、まったく新しい名前をつけることも可能。

帰化後の「名」は、原則として常用漢字表、戸籍法施行規則別表第二に掲げる漢字、ひらがな、カタカナ以外は使用できない。
つまり、新たに出生した子に名前をつける場合と同様ということ。
href="http://www.moj.go.jp/MINJI/minji86.html" target="_blank">子の名に使える漢字

帰化後の氏についてはその他の正しい日本文字も使用できる。
簡体字やアルファベットは無理だが、名、氏ともにカタカナでもかまわない。
(意外なようだが、帰化人以外でもカタカナの氏、名の人は珍しくない)

いわゆる姓名判断、字数や画数にこだわる人もいる。

また、いわゆる在日っぽい名前はいやだという人もいる。
ネットでこういった名前は在日が多いなどという書き込みを読んで気にしているようだ。
正直、どこまでそのあたりを気にしている人がいるのかは疑問なのだが……。

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posted by 行政書士  小林 憲一 at 20:05| Comment(0) | 帰化