2020年01月15日

正しい情報を得るためには(書籍・番外篇)

書籍紹介の番外編としてオススメしない本、無理に買うこともないかなと思える本も紹介する。

まず、実務六法。
私も初めは日本加除出版の「出入国管理実務六法」を毎年買っていたが、今はもう買っていない。
法律家のはしくれとして六法も買わないとはなんだと言われそうだが、条文についてはもうネットで検索した方が早いのだ。

「出入国管理及び難民認定法逐条解説」は入管法の条文を一つずつ丁寧に解説した本。私も昔買ったが、高いわりに使えない本という印象。なにより、改正入管法に対応した改訂版がまだ出ていないので今買うべきではない。

「ひと目でわかる外国人の入国・在留案内」
この本は昔は実務家なら必ず手元に置くべき本だった。
昔、行政相談を受けたとき、応対してくれた審査官が取り出したのがこの本だった。
しかし、いまやこの本に記載されている基準や告知はすべてネットで公開されている。

「外国人のための入国・在留手続の手引 A guide to Entry and Rexidence Procedures in Japan Foreign Nationals」
内容は出入国管理についての基本事項を説明したものだが、外国人向けに全文が英語との対訳となっている(左ページが日本語、右ページが英語)。
出入国管理についての専門用語を英語でなんというかがわかり便利。
しかし、日本語がわからない外国人から直接仕事を受ける場合(まず、避けた方がよい)ぐらいしか役に立たない。

帰化・入管手続ならおまかせ!愛知県刈谷市外国人ビザセンター
小林行政書士法務事務所
posted by 行政書士  小林 憲一 at 17:04| Comment(0) | 外国人ビザ

2020年01月14日

正しい情報を得るためには3(書籍編)

確かな情報源として信頼できるのは現状ネットより書籍だろう。
これから申請取次をやりたい人向けにオススメの書籍を紹介する。
ただ、書籍購入には今は悪い時期かもしれない。
改正入管法が昨年4月に施行されたばかり。
書籍によっては改正入管法に対応していないことを初学者は注意してほしい。

まず、最低限買っておけという本。
「〔新版〕詳説 入管法の実務-入管法令・内部審査基準・実務運用・裁判例- 」
実務家のための入管法の基本書といえるものがあるとすればこの本だと思う。
申請取次行政書士として活躍し、その後弁護士になった山脇先生の著書だから信頼できる。

惜しむらくは新版も2017年の発行で改正入管法に対応していない。
たとえば、「特定技能」については記述がない。
改訂版には必ず言及があると思うが、改訂版の発行がいつになるかわからない。
山脇先生もお忙しいし、後1年ぐらいかかるのでは。
とりあえず、これを購入し、改正入管法については他(山脇先生のセミナーなど)で補うのが良いと思う。

これ以外でも山脇先生の著書はすべてオススメだが、他に一冊買うなら「入管法判例分析」がいいと思う。

帰化・入管手続ならおまかせ!愛知県刈谷市外国人ビザセンター
小林行政書士法務事務所
posted by 行政書士  小林 憲一 at 14:14| Comment(0) | 外国人ビザ

2020年01月13日

正しい情報を得るためには2(入国・在留審査要領)

出入国在留管理についての情報源として、確かなものは「入国・在留審査要領」だろう。
これは入管の内部資料で、審査官がこれにもとに審査を行う。
だから、入管の審査基準を知りたかったらこれ以上の資料はない。
そんなものを入手できるのか?というと可能だ。
「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」があり、入管も行政機関であるから法律に基づいて情報公開請求を行えば入手可能だ。

出入国在留管理庁が情報開示請求のついて説明したページはこちら。情報公開・公文書管理・個人情報保護

ただし、法律もすべての情報公開を義務付けているわけではないので、重要な部分には墨が塗られていてわからない。
最近、墨を外した入国・在留審査要領が出回り、私も某ルートから入手したが、特別のことは書かれていなかった。行政書士の共有されている情報を超えるものは書かれていない。
行政書士が申請取次を行い、成功や失敗(行政相談をとおしての理由の説明)を通して得られた情報はそれなりに確かということだろう。

いずれにせよ、知られたくない部分は墨ぬりされているわけだが、墨を塗られていない部分はむしろ申請取次者に知っておいてほしい知識であるとも考えられる。
そうだとすれば、申請取次を行いたいものは入手すべき文書といえるだろう。

帰化・入管手続ならおまかせ!愛知県刈谷市外国人ビザセンター
小林行政書士法務事務所
posted by 行政書士  小林 憲一 at 18:06| Comment(0) | 外国人ビザ